宇部かまで使われているかまぼこ板は 余分な水分を吸収してくれたり、保存中に失われていくかまぼこの水分を補給してくれる特性をもって います。
「新川」に使われている麦藁(むぎわら)は、かまぼこの水分を一定に保つ保湿効果を持つ効果があります。
かまぼこに付いている板はなぜ必要なのでしょうか?
これは、かまぼこを作るときに形を整えやすい、持ち運びに便利といった理由のほかに、長期間かまぼこの持つ水分量を調節してくれる役目があるのです。
かまぼこが出来上がったときには、余分な水分を吸収し、出来上がった後、保存するときには空気の乾燥に合わせて板からかまぼこへ水分を補給してくれるのです。
これは、木材そのものの特性で、金属やプラスチックなどの樹脂では出来ないことです。昔からの自然の知恵が、結果的にかまぼこのみずみずしさを保ち、結果的に賞味期間を延ばしてくれているのです。
宇部かまでは、これらの昔ながらのこだわりの他に、焼き抜き蒲鉾を作るときに均一に熱を伝え、独特の味や食感を作るために、厳選された枝の使用こだわっています。